聞くは一時の恥・・・
私たちは、日常活動の中で、多くの場面で、知らないことに直面します。そんな時「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」のことわざが浮かぶかもしれません。
これは、不明なことがあれば、素直に聞くことが大切である。と教えてくれています。このことわざの意味と、なぜ質問することが重要なのかを考えてみます。
このことわざの意味
「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」
自分で「知らない事」が分かったとき、それを尋ねることは、一時的に恥ずかしい事と感じることがあります。しかし、本当にそのままでいいのでしょうか。無駄に間違い続ける。知らないままでいることがずっと大きな損失であるという意味です。
一時的な恥ずかしさを理由に聞かない。を選択するのではなく、積極的に質問する。そのことが成長に大切だと教えているのです。
具体例1:学校での例
学校での授業中、先生が数学の概念を説明している時、中には理解できない人がいるかもしれません。しかし、生徒が質問することをためらうと、そのまま授業進行してしまいます。その部分が、後々の学びに支障をきたすことになります。ある生徒が、勇気を出して「ここがわかりません」と質問します。先生は、その疑問に答え他の生徒もより理解を深めることができるかもしれません。これが「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」の具体的な例です。
具体例2:職場での例
また、職場でも同じことが言えます。新しいプロジェクトに取り組む際、上司が提供した指示や資料に不明点がある場合、そのまま進めてしまうとプロジェクト全体に影響を及ぼす可能性があります。しかし、早い段階で質問し、疑問を解消することで、効率よく正確にプロジェクトを進行することができます。例えば、新入社員が上司に「このデータの取り扱い方法がわかりません」と質問することは、その社員自身の成長に繋がり、ひいてはチーム全体の成功にも寄与するのです。
質問することの利点
質問することには、以下のような利点があります:
- 理解度が上がる:質問することで、理解を深め、物事を正確に捉えることができます。
- 信頼の構築:質問を通じて他者とコミュニケーションを図り、それが信頼関係を築くことになります。
- 問題解決能力の向上:積極的に質問することで、問題解決能力が向上し、自己成長に繋がります。
結論
「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」ということわざは、分からない事があれば、一切の躊躇なく、勇気を持って質問する事が重要である。と言う事を教えてくれています。
知らないことを聞いて、教えてもらってその意味を知る。そのことは、聞くときに恥ずかしいと感じても一切恥じることは有りません。誰しも知らないことは有るものです。知ることで、後々に知らない事で恥ずかしい目に合う事を未然に防ぐ事になるのです。少しでも理解度を高めることが、自己の成長を果たす。と言う事だけでなく、周囲との信頼関係の構築にも良い影響をもたらします。
しかし、現在は人に聞かずともスマホに質問すると、即座に回答をくれる。科学技術は日々進化しています。先生や年上の人に聞く機会は、格段に減少しているのではないでしょうか。スマホも、以前は誤回答が多かったのが、最近は、かなり正確になっているようです。近い将来、学校に先生がいなくなる時代が来るのでしょうか?あまり見たくないですが・・・