ボクサー犬は主張する

ボクサー犬の女の子:バービーガールが我が家に来て数か月ほど経過したころでした。3月だったでしょうか。まだ寒い日でした。急遽、夜の時間帯に車で1時間ほどの距離にあるお宅に出かけることになりました。バービ-は、まだ生後6ヵ月くらいでしたから、夜に一人で留守番も無理だろう。と言う事で、私たち夫婦と同行することになりました。

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行は、後部座席に座り、おとなしくドライブに付き合ってくれました。目的地に到着したのが夜7時くらいだったかと思います。暗闇の中車内にバービーだけを残して私たち夫婦だけお宅にお邪魔しました。そこでおおよそ1時間半ほど話をすることになりました。用件も済み、そろそろ帰ろうかと車に戻りました。

その間、真っ暗な状態で、初めて訪れた地で、一度も吠えず、じっとおとなしく待ってくれていたのです。見送りに出てきたお宅の方も、「おとなしく待ってたのか!」と驚くほどでした。

挨拶を済ませ、車を発信して直ぐの事です。後部座席のバービーが突然何か話し出したのです。勿論何を言ってるかは不明です。しかし、私たちが一時間以上も待たせたこと対し文句を言っていることは明らかでした。

とにかく、最初の数分間は、「一人で待たせてごめんな~」と、まるで人に言うように平謝り「良い子だったね~!」と褒めたりもしました。そうすると、いったんは納得したかのように見えて静かになります。しかし、1分もしないうちに再度なんとも言えない声で、訴えてくるのです。なんと、そのやり取りが30分近く続いたのです。

最初は懸命に誤っていた私たちも、「分かったからもう静かにしろ!」と言うのですが、相当さみしくて怒りが収まらなかったのでしょうね。我が家に帰る道中ほぼ半分は苦情を聞きながらのドライブになりました。何とか途中で疲れて後部座席のシートで眠ってくれましたので助かりました。

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自宅に戻り、「今日は偉かったね~」と褒めたら、何か自慢げにしている顔をするのです。今でもその時の顔が浮かんできます。それほどに、人間らしいところがあるのです。このエピソードは、我が家の伝説になったのは間違いありません。今でも時々思い出しては笑っています。

しかし、もう一度。本当にもう一度会いたいの~~~~~。

たとえ、無理と分かっていても忘れられないね。

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