農家の所得は
私の故郷は、長崎市の外海地区です。この地区で農業を営む方がいるのですが、そのほとんどは高齢者です。山の斜面を切り開いて作った段々畑に、様々な作物を育てて収穫しています。
長崎市外海地区の農業と日本の農業所得の低さについて
長崎市の外海地区は、豊かな自然に囲まれた地域で、農業が重要な産業の一つです。しかし、ここでも日本全体と同様に、農業所得の低さは大きな課題となっています。
高齢化と若者の就業問題
農業従事者の高齢化が進んでいます。多くの農家が高齢者で、若者の就業が進まない現状があります。これは全国的な傾向であり、農業の魅力が若者に伝わりにくいことが一因です。
農業が、体力的に厳しい仕事の上に、農家の所得は低い。さらに収入の不安定さから、若者が就業しにくいことが理由です。厳しい経済環境の中では、自分の子供たちに就農を進める事が出来ないのが現実です。
収穫量の低さ
農業は、地形や気候の影響を受けやすく、収穫量が安定しないことがあります。
特に、台風や豪雨などの天候による収穫量の減収はその機会が増えてきています。広大な平野部がほとんどなく、生産施設の大型化や、効率化への取り組みも難しい。と言う事があります。
気象上の要因は避けられません。ただ、地形上の不利な条件については、生産品目の選定などに着目し、最適な作物を生産し、さらに新たな販売方法の確立し、農家の所得向上を目指すことが必要です。
所得向上への取り組み
関係者が、農家の所得向上への取り組みに協力することです。
様々な計画を立案し、生産から流通販売までの施策を実行し、農家の収益性を高めることができると思います。
これには、農家はもとより、国や地元自治体および関係する民間企業など、一致団結連携して地元の活性化に努力することが重要です。
日本全体の農業所得の低さ
全国においても、農業所得の低さは深刻です。農家の減少、就農者の高齢化、農地の荒廃、気候変動など、農業を取り巻く環境は厳しさが増すばかりです。
政府は、「食料・農業・農村基本計画」を策定し、食料自給率の向上や農業の持続可能性を目指していますが、依然として多くの課題が残っています。